ABOUT
概要
TEXTILE & PRODUCT DIRECTOR
西田謙也
越後風土で育った二つの伝統織物
小千谷縮
小千谷縮は、新潟県小千谷市周辺で作られてきた、苧麻(ちょま)と言う麻の繊維で作られる織物です。
豪雪地帯である小千谷は、麻にとって最適な環境であり、その気候を生かし小千谷縮は発展をしてきました。
小千谷縮の特徴はシボとさらっとした着心地です。
片貝木綿
新潟県小千谷市の片貝町にある「工房」で作られている片貝木綿は、日常着におすすめの織物です。
大正時代にはじまった民藝運動のなかで生まれました。
『片貝木綿』は伝統的・機能的な糸使いで、触り心地・着心地の良さは他に無い魅力のひとつです。
その織り方のほとんどを、誕生してから変えずに続けているという歴史があり、着た方からはその風合いの良さを気に入っていただいております。
400年を越える越後の“麻”織物 小千谷縮 230年の歴史を持つ筑越の“綿”織物 久留米絣
共通点は“田園”の農閑期に栄えた織物で、どちらも国の無形文化財であります。
“着物” “KIMONO”から 着る物 KIRUMONO へ…
大地の恵みと先人への感謝、そして越後と筑後の同盟による未来への挑戦を表現します。
小千谷縮
Echigo Orimono Kenkyusya
久留米絣
Kurume Kasuri Kenkyusya
プロジェクトメンバー
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伝統織物専門バイヤー
KENYA NISHIDA
西田謙也
HP
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K.Kenkyusyaデザイナー
TAKASHI SEGAMI
瀬上貴司
HP
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牛島被服洋裁師
EIJI USHIJIMA
牛島英二
新潟県には世界に誇るすばらしい伝統織物があります。
特に小千谷縮はユネスコ無形文化遺産として登録された逸品です。
麻といっても苧麻から繊維を取りだします。
ラミー麻とはちがいシャリ感・光沢もあり通気性だけでなく吸収放湿性も優れています。また速乾性で水洗いも簡単です。
この素材を「きもの」として残すだけでなく着物からKIRUMONOへと変化させて世に残すことそれも今までにないデザイン・縫製も世界に通用するものをつくりあげたいと考えました。
越後織物研究舎ブランドの小千谷縮を手はじめとして、片貝もめん他も研究していきたいと考えております。
次世に残す一役を担いたいと思います。